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2017年10月

天然素材のみ!溶かして固めるだけのはちみつリップクリーム

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冷たい雨が降る東京です。せっかくの日曜日もこんなに冷たい雨が降るとすっかり引きこもりがちになってしまいますね。とうとう寒くて暖房をぽちっと入れてしまいました。こんな風に寒くなると肌の乾燥対策が欠かせません。肌もカサカサしてくると唇やかかともカサカサしてきますよね。今回は「唇ケア」として、溶かして固めるだけで作れるはちみつ入りのリップクリームの作り方のリンクを紹介します。唇がカサカサしてきたときに、メイク前や日中リップクリームを塗る人は多くなりますが、意外に夜のスキンケアに「唇ケア」をしている人は少ないそうです。

 

 

少し前の記事になりますがオールアバウトにて、「唇荒れに!はちみつリップクリームの作り方」の記事を紹介したことがあります。

 

 

こちらは溶かして固めるだけで、できれば失敗がないように作っていただきたい気持ちでレシピを紹介したのですが、アロマ教室の生徒さんに作ってみたけど少し硬めに出来上がりますとお声を頂戴したことがあるので、硬めに出来上がった場合の調整の方法も今日は紹介します。

 

 

こちらの記事ではたくさんの方に読んでいただくことも踏まえ、固まらない状態は避けたいなというところで蜜蝋をしっかりと含む配合で紹介していますが、慣れてくると光沢がほしくなったり、もっと柔らかい状態で塗りたい方なども出てきますので、その場合は「蜜蝋を減らしてカスターオイルやホホバオイルを多めにする」という調整を行ってください。もともとの総量が少ないので、例えば蜜蝋を1粒減らしたら、その目分量のカスターオイルを気持ち増やす程度の調整でテクスチャーは変わってきます。

 

私の生徒さんは、「蜜蝋を1粒減らしてはちみつを気持ち増やして硬さ調整をしています」というお話をしてくださったかたもいらっしゃいます。

 

要は「固める材料である蜜蝋を減らし」→「足したい材料」を増やす!という調整をして頂ければOKです。お料理で、味付けをするような感じでちょっとの調整で変わってきますし、蜜蝋は融点が高いので、一定の量を含んでいれば固まらないという事は避けられます。固まらなかったり、柔らかすぎると容器に収まらない場合もありますし、溶かし方や作る部屋の温度などで手作りアロマコスメは少々作り手によって誤差が出てしまいます。

 

作る季節や好みにもよりますので、そこのところは私のレシピを参考にアレンジしていただけたら嬉しいです。

 

どうしてもアロマオイルをブレンドしたい方には「ラベンダー」をおすすめしています。唇は粘膜なので敏感ですから不安な方は無理をしないで頂きたいと思いますが、「荒れ」という症状を抑えるという効果にはとても優れているアロマオイルなので、全体量に1滴ならば香りも爽やかなリップになると思います。心配な方は、パッチテストとしてスプーン1杯程度のホホバオイルなどにラベンダーを1滴だけ垂らしたものを、薄っすらと唇の一部に少し塗布して大丈夫かどうかを確かめているといいと思います。

 

これから迫りくる長い冬。乾燥知らずで美しくありたいですね!

 

 

出産、陣痛時に役立つアロマについて

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                             <アロマオイルのラベンダーが苦手な方はドライハーブのラベンダーがおススメです>

 

「コウノドリ」というドラマが第2シリーズで本日から放送されました。あまりオンタイムでテレビドラマを観ることがないのですが、久しぶりにオンタイムでテレビをつけたところ本日初回放送ということで思わず観てしまいました。ついこの間までは、子供の感染症や出産、育児に関わるアロマについてばかりブログに書いていたのに、自分が通り過ぎたことですっかりご無沙汰していたことにハッとしました。

 

随分昔に、アメーバブログで「出産を促す精油について」という記事を書いたことがあります。アロマテラピーの教科書として有名な「アロマテラピー事典」という古くからのアロマテラピーの実践方法がつづられた書籍があるのですが、そこでも書かれている出産、陣痛時に役立つアロマオイルで有名なのが「ラベンダー」です。その書籍を読んで自分の経験や所見を踏まえ書いたのがこの記事でした。ブログ初心者のまだ勉強不足な文章なのですが、有難いことにほとんど休眠状態だったアメーバブログですが、いまだにアクセス数が1位なのがその記事です。恥ずかしいくらい読みづらい記事なのですが、試行錯誤して書いた感じはしっかりと伝わるからなのか不思議なものです。今日の「コウノドリ」のドラマでは、ろうあ者の妊婦役で志田未来さんがとても心を打つ出産シーンを演じられていて、思わず涙してしまいました。

 

 

出産時、陣痛を促す際に微弱陣痛の場合は「陣痛促進剤」を使用して、人工的に陣痛を促します。私の出産は第1子が逆子のために帝王切開をしていましたので、2回目のの時は陣痛が微弱でとにかく出産が進みませんでした。1度帝王切開をしていたことからどうしても自然分娩したかった私は、自分は出産時に「陣痛促進剤」を使うことができないということを事前健診でドクターから念入りに説明を受けていました。裏を返せば、「陣痛を自力で促進させなければまた帝王切開になる」ということだったので、自然分娩をするために必死にいろいろ調べ、当時アロマを通信講座で勉強していた私は「ラベンダーが役立つ」という情報にくぎ付けになったことを覚えています。

 

 

当時私が実践したのは「ラベンダー風呂」でした。なぜなら、予定日を過ぎてしまっても、陣痛促進剤が使えない私は他の人よりも早い判断で「帝王切開」をしなければならなかったので、なんとしても予定日頃に「陣痛を自力で引き起こさなければならなかった」からです。そんな心配をしていたからなのか、予定日近くの健診でドクターから「お産がはじまる気がしない」と言われ、これは頑張らなければと「ラベンダー風呂」を自分で実践することにしたのです。

 

 

方法はとても簡単! お風呂に入る時に、ラベンダーを5滴程度(5滴以上はおすすめしません)垂らして入るだけです。その時に、湯船でふぅーっと息を吐き赤ちゃんにお願いしながらお風呂に入ったのを覚えています。そして、3日後に陣痛が始まりました。ラベンダーのお風呂に入った時に、何とも言えない深い呼吸をしたことを今でも覚えています。その時になんとなく、リラックスしたからなのか「あ、陣痛来るな」と感じたことも覚えています。当時はあまりわかりませんでしたが、月日が経ち、このアロマケアについて様々人にお伝えし、実践してくださったかたのお声を聴き思うのは、これを実践してみたときに妊婦さんが私と同様の直感を感じられるかどうか?というところが効果があるか無いかのポイントではないかと感じています。

 

 

メカニズムとしてはラベンダーの精油の成分による効果と、香りの大脳への刺激による相乗効果が関係しています。こちらについても当時様々感じたことや勉強したことをアメーバブログに綴っていました。アロマテラピーは植物の恵みなので、抽出したアロマオイル(精油)の植物の生育状況や抽出の方法で成分が変わりますので、使うアロマオイル(精油)が違えば、同様の効果がありますとは決して断言できないのが難しいところです。そして「薬」ではないので、目的の効果が期待できる成分が含まれていたとしても、効果的にそれがその人に働くとも断言ができないところが「自己責任で行ってください」とお願いしなければならない点なのです。

 

 

私の場合は、その後、子供がお中で胎便をしてしまうというトラブルがあり、感染症予防のため陣痛格闘後、緊急帝王切開になってしまったのですが、今思えば陣痛室にもラベンダーを持ち込んで芳香浴をするか、ディフューザーでアロマ空間デザインをするか、またはマッサージオイルを持ち込む、など、自分の体で「出産を促すアロマオイル(精油)」について、ぎりぎりまで試してみれば良かったなと悔いています。陣痛が進んでくると自分に余裕がなくなりますし、周りも落ち着かないことも承知していたはずなのに、事前の自分がやってみたいアロマケアについて、立ち会う家族や助産師さんたちへの説明も不足で、自分の力不足だったなと悔いを残しています。

 

 

「コウノドリ」を観たことで、日頃思い出さなかったこれらのことを鮮明に思いだしてしまいました。とても昔の私の出産経験からの「陣痛を促すラベンダー風呂」体験ですが、出産という人間の本能による奇跡は時代が変わろうとも基本的なことは不変なのではと感じています。今日の「コウノドリ」でも、出産をしても仕事で頭がいっぱいで不安になっているワーキングマザーの葛藤も触れられていました。出産しても「育てづらい世の中」が待っているのであれば、子供を育てる親が疲れてしまいます。出産前のママは、ホルモンバランスの関係もあるのかとにかく「不安」なものです。今思うと、ラベンダー風呂に入った時の深い呼吸は、そんな出産後の不安からも私を助けてくれたバスタイムだったようにも感じています。

※参考文献 「アロマテラピー事典」パトリシアデービス著・高林林太郎訳 フレグランスジャーナル社

※参考文献 「母と子のためのアロマテラピー」 ジェーン・ダイ著・高林林太郎訳 フレグランスジャーナル社

 

※注意事項

出産前のラベンダー風呂を試したい思った方は、必ず事前に身近な専門家にご相談をして安全に役立てていただくことをおすすめしています。アロマオイル(精油)は、植物からの恵みであり、基本的には体に優しく素晴らしい効果のあるものだと思っていますが、法律では雑貨扱いであることからこのような注意書きをしなければならない実情がございます。いい出産に役立てていただきたいことから自分の経験も踏まえ紹介していますので、書籍もご確認頂き、不安材料は払拭してから、自己責任で役立てていただくことをお願いしております。

 

 

手荒れ対策のハンドクリーム!シアバターアロマクリームの作り方

20171012131519.jpg10月になり東京は寒暖の差が激しいこの頃です。先週は、冬を思わせるような寒い1日があったかと思いきや、昨日や今日は汗ばむような陽気です。しかしながら、だんだんと冬に向かう空気感はしっかりと感じる日々。空気はだんだんと乾燥し、水仕事をした後の手が、外が暖かくてもしっかりと冬の訪れを感じ取ってカサカサしてきました。年齢とともに、敏感になっているこの頃です。そんなこともあり、早速ながら、冬用のハンドクリームを早々用意しております。

 

市販のハンドクリームも大好きですが、冬が深まってくると梅干を漬け込むかのように必ず仕込むのが「シアバター入りアロマクリーム」。手作りのシアバター入りのクリームは、市販品のようにすぐにさらっとするような使用感の仕上がりを作るのは材料上難しいのですが、シアバターとホホバオイル、そして天然の乳化剤(大豆、ヤシ油やオリーブオイル由来)の乳化剤とフローラルウォーターという天然素材のみで作られた、オーガニック料理のようなナチュラルな使用感と安心感がやめられません。爪のケアにもこの天然素材のクリームはとても役立つと思います。

 

なかなかこれらだけで作られるハンドクリームの市販品は見当たらないこと、また自分の好きな香りで作れることが、この手作りアロマクリームの良さではないかと感じています。作り方は難しいと思っている人が多いのですが、シンプルです。「溶かして混ぜるだけ」。ただし、混ぜるときにホイッパーで徐々に混ぜていくことがポイントですが、溶かすときのコツさえ守ればだれでも市販品のような滑らかなシバターアロマクリームが作れます。

■材料と道具
ハンドクリーム容量50ml


(材料)
・シアバター 10g
・好みの植物油(ホホバ油、スイートアーモンド油がおすすめ) 15ml(大さじ1)
・ミネラルウォーター または 精製水 30ml ※より美容効果を!ローズウォーターやラベンダーウォーターなどの天然の芳香蒸留水を代用するのがおすすめ!
・お好みの精油 6滴~12滴(0.5~1%濃度)
・パーム乳化ワックス 3g(小さじ1)
・ラベンダーバター 2g(小さじ1弱)※無い場合はシアバターの分量をラベンダーバターの分2g増量すればOK!


(道具)
・クリーム容器 50㏄
・ガラス棒
・泡立て器(電動があると便利)
・ゴムベラまたはバターナイフ
・耐熱用ビーカー 2個(大・小1個ずつあると便利)
※大きいサイズのビーカーは、全体量60ml のクリームを混ぜあわせる作業に使用するため、大きさに余裕がある100ml サイズがおすすめ
 

■作り方

20171012131434.jpg (1) 油脂の材料である、シアバター、植物油、パーム乳化ワックス、※ラベンダーバターを、耐熱用ビーカー(サイズ大)に全部入れます。※無い場合はシアバターを同量プラスすればOK!

 

 

 

(2) もう1つの耐熱用ビーカー(サイズ小)には、水分の材料であるミネラルウォーターを入れて、写真のように2つのビーカーを同時に湯煎にかけます。2つのビーカーを同時に湯煎にかけることが上手にクリームを作る大事なポイントです!。(1) のビーカーは、ガラス棒でゆっくりと混ぜながら溶かすといいでしょう。

 

 

 

(3)材料がきれいに溶けて液体になり、2つのビーカーが熱燗程度にあたたまったところがOKの目安です。温めすぎは要注意なので、しっかりと溶けるのを確認しながら湯煎をしましょう。
 

 

 

 

(4) 全て溶けたら、(1)の油脂の材料が入った耐熱用ビーカー(サイズ大)に、水分の材料が入った(2)のミネラルウォーターを少しずつ3回程度に分けて、マドラーやガラス棒で混ぜながら注ぎましょう。ミネラルウォーターを全部注いだ後は、ふんわりなめらかなクリームの質感になるまで、合わせた溶液をひたすら混ぜます。電動ホイッパーがあれば便利です。時間の目安としては、5分~10分です。生クリームをホイップするように楽しみながら混ぜましょう。
 

 

生クリームのようにツンと角が立つような感触がOKのサイン

 

 

 

 

20171012133436.jpg(5) 溶液を混ぜていると、白くなり、生クリームのようにふんわりと角が立ってきます。これを目安に好きな精油を加えます。
 

 

 

(6)精油をなじませるように優しくかき混ぜたら、ゴムベラを使って手早く容器に移します。ケーキの種を容器に移すように、クリーム容器の底をトントンと軽く打ちつけながら空気を抜いて入れると、容器に綺麗に収まります。

 

 

 

おススメのアロマオイルは、やっぱりラベンダーです。手荒れケアには、細胞成長促進作用が優れていて、皮膚の修復を助ける効果と傷などの炎症のケアに効果的であることが学術上いわれていることからも、手荒れに役立つことが想像できると思います。私はラベンダー3滴、ローズウッド3滴のブレンドが大好きです。少し大人っぽいフレグランスを楽しみたい場合は、隠し味にフランキンセンスを1,2滴このブレンドに追加するのと、美容クリームのような豊かさが香りにも効果にも追加されておススメです。

 

 

※アロマテラピーや手作りアロマコスメについては、自己責任において楽しんで頂くものになっております。基本的には、カラダに良い影響を及ぼす自然からの素晴らしい贈り物がアロマオイルであり、それを使い、保存料や添加物を使わず、天然の植物オイルや油脂を使って使い勝手を良くするためにコスメにして楽しむのが、手作りアロマコスメです。学術上薬理効果もはっきりとうたわれておりますが、植物の効果であるため効果にも好みにも、個人差がございます。アレルギーや体調など、ご心配な点がある場合は、身近なアロマテラピーの専門家やかかりつけのお医者様に必ず相談して、不安材料を回避してから楽しんで行ってください。手作りコスメは、保存料などが入っていないため、一応2週間以内には全部使っていただくことをおすすめしております。冷蔵庫の食べ物を管理するように、ご自身のお部屋や保存の環境で、使用期間は様々ですが、こちらも自己責任において楽しんで頂けると幸いです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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