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出産、陣痛時に役立つアロマについて

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                             <アロマオイルのラベンダーが苦手な方はドライハーブのラベンダーがおススメです>

 

「コウノドリ」というドラマが第2シリーズで本日から放送されました。あまりオンタイムでテレビドラマを観ることがないのですが、久しぶりにオンタイムでテレビをつけたところ本日初回放送ということで思わず観てしまいました。ついこの間までは、子供の感染症や出産、育児に関わるアロマについてばかりブログに書いていたのに、自分が通り過ぎたことですっかりご無沙汰していたことにハッとしました。

 

随分昔に、アメーバブログで「出産を促す精油について」という記事を書いたことがあります。アロマテラピーの教科書として有名な「アロマテラピー事典」という古くからのアロマテラピーの実践方法がつづられた書籍があるのですが、そこでも書かれている出産、陣痛時に役立つアロマオイルで有名なのが「ラベンダー」です。その書籍を読んで自分の経験や所見を踏まえ書いたのがこの記事でした。ブログ初心者のまだ勉強不足な文章なのですが、有難いことにほとんど休眠状態だったアメーバブログですが、いまだにアクセス数が1位なのがその記事です。恥ずかしいくらい読みづらい記事なのですが、試行錯誤して書いた感じはしっかりと伝わるからなのか不思議なものです。今日の「コウノドリ」のドラマでは、ろうあ者の妊婦役で志田未来さんがとても心を打つ出産シーンを演じられていて、思わず涙してしまいました。

 

 

出産時、陣痛を促す際に微弱陣痛の場合は「陣痛促進剤」を使用して、人工的に陣痛を促します。私の出産は第1子が逆子のために帝王切開をしていましたので、2回目のの時は陣痛が微弱でとにかく出産が進みませんでした。1度帝王切開をしていたことからどうしても自然分娩したかった私は、自分は出産時に「陣痛促進剤」を使うことができないということを事前健診でドクターから念入りに説明を受けていました。裏を返せば、「陣痛を自力で促進させなければまた帝王切開になる」ということだったので、自然分娩をするために必死にいろいろ調べ、当時アロマを通信講座で勉強していた私は「ラベンダーが役立つ」という情報にくぎ付けになったことを覚えています。

 

 

当時私が実践したのは「ラベンダー風呂」でした。なぜなら、予定日を過ぎてしまっても、陣痛促進剤が使えない私は他の人よりも早い判断で「帝王切開」をしなければならなかったので、なんとしても予定日頃に「陣痛を自力で引き起こさなければならなかった」からです。そんな心配をしていたからなのか、予定日近くの健診でドクターから「お産がはじまる気がしない」と言われ、これは頑張らなければと「ラベンダー風呂」を自分で実践することにしたのです。

 

 

方法はとても簡単! お風呂に入る時に、ラベンダーを5滴程度(5滴以上はおすすめしません)垂らして入るだけです。その時に、湯船でふぅーっと息を吐き赤ちゃんにお願いしながらお風呂に入ったのを覚えています。そして、3日後に陣痛が始まりました。ラベンダーのお風呂に入った時に、何とも言えない深い呼吸をしたことを今でも覚えています。その時になんとなく、リラックスしたからなのか「あ、陣痛来るな」と感じたことも覚えています。当時はあまりわかりませんでしたが、月日が経ち、このアロマケアについて様々人にお伝えし、実践してくださったかたのお声を聴き思うのは、これを実践してみたときに妊婦さんが私と同様の直感を感じられるかどうか?というところが効果があるか無いかのポイントではないかと感じています。

 

 

メカニズムとしてはラベンダーの精油の成分による効果と、香りの大脳への刺激による相乗効果が関係しています。こちらについても当時様々感じたことや勉強したことをアメーバブログに綴っていました。アロマテラピーは植物の恵みなので、抽出したアロマオイル(精油)の植物の生育状況や抽出の方法で成分が変わりますので、使うアロマオイル(精油)が違えば、同様の効果がありますとは決して断言できないのが難しいところです。そして「薬」ではないので、目的の効果が期待できる成分が含まれていたとしても、効果的にそれがその人に働くとも断言ができないところが「自己責任で行ってください」とお願いしなければならない点なのです。

 

 

私の場合は、その後、子供がお中で胎便をしてしまうというトラブルがあり、感染症予防のため陣痛格闘後、緊急帝王切開になってしまったのですが、今思えば陣痛室にもラベンダーを持ち込んで芳香浴をするか、ディフューザーでアロマ空間デザインをするか、またはマッサージオイルを持ち込む、など、自分の体で「出産を促すアロマオイル(精油)」について、ぎりぎりまで試してみれば良かったなと悔いています。陣痛が進んでくると自分に余裕がなくなりますし、周りも落ち着かないことも承知していたはずなのに、事前の自分がやってみたいアロマケアについて、立ち会う家族や助産師さんたちへの説明も不足で、自分の力不足だったなと悔いを残しています。

 

 

「コウノドリ」を観たことで、日頃思い出さなかったこれらのことを鮮明に思いだしてしまいました。とても昔の私の出産経験からの「陣痛を促すラベンダー風呂」体験ですが、出産という人間の本能による奇跡は時代が変わろうとも基本的なことは不変なのではと感じています。今日の「コウノドリ」でも、出産をしても仕事で頭がいっぱいで不安になっているワーキングマザーの葛藤も触れられていました。出産しても「育てづらい世の中」が待っているのであれば、子供を育てる親が疲れてしまいます。出産前のママは、ホルモンバランスの関係もあるのかとにかく「不安」なものです。今思うと、ラベンダー風呂に入った時の深い呼吸は、そんな出産後の不安からも私を助けてくれたバスタイムだったようにも感じています。

※参考文献 「アロマテラピー事典」パトリシアデービス著・高林林太郎訳 フレグランスジャーナル社

※参考文献 「母と子のためのアロマテラピー」 ジェーン・ダイ著・高林林太郎訳 フレグランスジャーナル社

 

※注意事項

出産前のラベンダー風呂を試したい思った方は、必ず事前に身近な専門家にご相談をして安全に役立てていただくことをおすすめしています。アロマオイル(精油)は、植物からの恵みであり、基本的には体に優しく素晴らしい効果のあるものだと思っていますが、法律では雑貨扱いであることからこのような注意書きをしなければならない実情がございます。いい出産に役立てていただきたいことから自分の経験も踏まえ紹介していますので、書籍もご確認頂き、不安材料は払拭してから、自己責任で役立てていただくことをお願いしております。

 

 

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