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新宿ビックロ ハロウィンとリンゴと不眠アロマ

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ハッピーハロウィン!新宿リノベーションギャラリーでは、今年はこんなオーナメントで入り口を飾りハロウィンムードを楽しんでいました。ハロウィンは日本でいう「お盆」のようなものなので、日本のようにかわいく楽しいもので仮装や飾りつけをして楽しむものではなく、「おばけやゾンビ」など「グロテスクなもの」で仮装や飾りつけをして楽しむ傾向にあるそうです。私はどうしても「グロ系」が苦手なので、魔女も「キキ」の仮装をしているのを見るとホッとしてしまいます。

 

ハロウィンにまつわるアロマテラピーというと、あまりないのですが、先日拝見したテレビで興味深かったのは実は「リンゴ」を食べることが欧米では主流だという事。「香り」で楽しむというよりも「食」の部分の植物療法としての役目でしょうか。日本ではハロウィン=カボチャで、カボチャのスイーツや食べ物を食べて楽しみますが、欧米では「リンゴ」を食べるそうです。飴食い競争のような感じで、リンゴを口で加えて遊ぶゲームをしたり、ハロウィンには「リンゴのスイーツ」を食べる習慣があるのだそうです。拝見してびっくりしました。

 

その時に紹介されていたのがリンゴを丸ごとくり抜いて、その中にヨーグルトやレーズンを合えたものを詰めてオーブンで焼いたホットなスイーツ。シナモンをふりかけて食べる、体もあたたまりそうなとても美味しそうなスイーツでした。

 

「リンゴ」=「薬草」=「アロマテラピー」という事は、アロマテラピーの専門家や自然療法、植物療法の専門家ではない方はなかなか結び付かないことだと思いますが、「リンゴ=西洋リンゴ」はモーリス・メッセゲ著/東京都薬用植物園園長 田中孝治監修/高林林太郎訳の「メッセゲ氏の薬草療法」という本で紹介されています。

 

「1日1個のリンゴは医者いらず」ということわざもありますが、その書籍によると『リンゴの木の皮は強壮作用・校風作用がある』ことや『リンゴの葉と花と芽は利尿作用がある』ことなどを、自身の薬草療法の実例と昔からのリンゴの薬理作用を裏付ける謂れなどと一緒に説明しています。

 

『果実そのものには鎮静作用があり(夜寝る前に適当な大きさのリンゴを1個食べれば寝つきが良くなります)、通じをよくする作用があり、さらに機関誌や鼻をふさぐ粘液を取り去る力・熱を下げる力があります』というようなことも書かれています。不眠の方などには、リンゴの自然な甘みの温かいスイーツを寝る前に少し食べてリラックスしてから、ラベンダーなど好きな香りを枕や寝室にシュッとひと吹き、またはディフューザーで空間を香らせたところで眠るのもいいケアになりそうです。

 

アロマテラピーは「香りだけ」だと思う方も多いのですが、植物療法の一環なので「香り」「食」「環境」などホリスティックな観点から取り入れていただくのが効果的だと考えます。ハロウィンなど昔からの習慣には、その土地で生まれた生活習慣からの養生法のようなものが見え隠れしているものです。ちょっと地味なハロウィンアロマネタですが(笑)、読んで頂けたなら「ハロウィン=リンゴ」も頭の片隅にアロマネタとして覚えていただけると嬉しいです。

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